夜目

読み:ヨメ

前膊部(人でいう手首と肘の間)の内面及び飛節の内後面に付着する褐色の塊のこと。学名は附蝉(ふぜん)といい、蝉(せみ)が木にとまっている姿に似ているところから出たとされる。元来五指をもっていたが、現在では中指のみで体を支えており、拇指〔おやゆび〕が退化した痕跡だともいわれている。その形態、表面の紋様、大きさ等が、ヒトの指紋のように馬ごとにまちまちなので、個体鑑別に用いている国もある。