トウカイテイオー最後の産駒、異例の7歳デビュー

2013年8月に死んだG1・4勝の名馬トウカイテイオー最後の産駒、キセキノテイオーが、7月22日の門別競馬1R(ダート1000メートル)でデビューします。鞍上はホッカイドウ競馬リーディングの石川倭騎手です。

同馬は北海道新冠町の乗馬施設「遊馬らんどグラスホッパー」で2014年7月誕生。乗用馬として過ごしていましたが、昨秋に行われた乗馬の中距離耐久レースで上位でゴール。母馬も血統登録があり、軽種馬として競馬への出走が可能で、トウカイテイオーの血をつなぐ貴重な馬ということもあり、競走馬転身が決定しました。7歳での競走馬デビューも、ここに至った経緯も異例と言えます。

今年2月、門別の岡島玉一厩舎でトレーニングを開始し。1度は能力検査に不合格だったものの、6月28日の能力検査に合格し、ここに備えていました。

将来はトウカイテイオーの血を残すべく、種牡馬入りも視野に入れているとのことで、小説でも書けないようなストーリーを、この馬が描くことができるでしょうか。