大塚騎手に暴行の木村師に罰金10万円の略式命令

大塚海渡騎手を怒鳴り、頭をたたいたとして、土浦区検に暴行罪で略式起訴された木村哲也調教師に対して、土浦簡裁が12日付で罰金10万円の略式命令を出していたことが22日、分かりました。

同師は19年12月11日に、当時師弟関係にあった大塚騎手が、祝儀袋の字が汚かったことで、同騎手を怒鳴り、頭をたたいたとされていました。大塚騎手が1月5日に茨城県警稲敷署へ被害届を提出、受理され、6月30日に土浦区検が木村師を略式起訴していました。

また、19年12月の暴行に加え、暴言なども含めたパワハラ行為をめぐる民事訴訟は現在も係争中です。鈴木弁護士は「刑事事件と民事事件はあくまで別の手続きです。しかし、民事手続きよりも厳格な証明を必要とする刑事手続きにおいて、(19年)12月11日の暴行について罰金刑が下されたことは、民事裁判には少なからず影響を与えると思われます」とコメントしました。