セントライト記念の穴馬探し

「セントライト記念」の穴馬探しをお届けします。

 

次週末のJRAは土・日・月曜の3日間開催。

 

セントライト記念は3日間開催の最終日、9月20日(月・祝)に中山芝2200mで行われる菊花賞トライアルです。

 

さっそく、当レースのポイントを記します。

 

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【ポイント1】40頭出走して未勝利。
セントライト記念不変の「勝てない」傾向

→その傾向とは…

セントライト記念ではそれまでに『非根幹距離(芝1800+2200m)で好走実績がない馬』が、1度も勝っていないコト。

 

2011年以降の当レースに「それまでに芝1800+芝2200mで3着以内に好走したコトがまったく無かった馬」は40頭が出走していましたが、セントライト記念での
その40頭の着順を診てください。

11年 6着 ラヴェルソナタ   0.0.0.1
11年 9着 ムスカテール    0.0.0.1
11年10着 ロイヤルクレスト  0.0.0.0
11年13着 ターゲットマシン  0.0.0.0
11年15着 クワイアーソウル  0.0.0.1
12年12着 ソルレヴァンテ   0.0.0.1
12年15着 アートサハラ    0.0.0.0
12年16着 ボーイフレンド   0.0.0.2
13年 6着 バンデ       0.0.0.0
13年 7着 レッドルーファス  0.0.0.2
13年 8着 サイモンラムセス  0.0.0.0
13年10着 マイネルマエストロ 0.0.0.2
13年11着 ヒロノプリンス   0.0.0.2
13年14着 イレブレイスブル  0.0.0.0
15年 5着 ベルーフ      0.0.0.1
15年 9着 グリュイエール   0.0.0.4
15年11着 タケルラムセス   0.0.0.0
15年14着 スモークフリー   0.0.0.0
16年 8着 ピースマインド   0.0.0.1
16年10着 ステイパーシスト  0.0.0.0
17年 7着 サ-レンブラント  0.0.0.2
17年10着 ストロングレヴィル 0.0.0.1
17年13着 インペリアルフィズ 0.0.0.1
17年15着 ブラックロード   0.0.0.0
18年 3着 グレイル      0.0.0.1
18年 7着 コズミックフォース 0.0.0.1
18年 8着 ショウナンラ-ゼン 0.0.0.0
18年 9着 トラストケンシン  0.0.0.0
18年10着 ゼ-ゲン      0.0.0.0
18年11着 メイショウロセツ  0.0.0.0
19年 3着 ザダル       0.0.0.0
19年 7着 サトノラディウス  0.0.0.0
19年 8着 エターナルヴィテス 0.0.0.1
19年12着 ミューチャリー   0.0.0.0
19年14着 オセアグレイト   0.0.0.1
19年15着 ランフォザローゼス 0.0.0.0
19年16着 エングレーバー   0.0.0.1
20年 2着 サトノフラッグ   0.0.0.0
20年10着 マイネルソラス   0.0.0.3
20年11着 ピースディオン   0.0.0.0

※14年は新潟開催のため除く
※各馬いちばん右のアベレージは
セントライト記念までの
芝1800m+芝2200mの戦績

 

 

このように、上記40頭のセントライト記念での成績は(0.1.2.37)。
1頭も勝てていません。複勝率も8%。

 

つまり
セントライト記念=これまでに非根幹距離で馬券に絡んでいない馬の勝利は厳しいのです。

 

逆に言えば、セントライト記念までに芝1800m+芝2200mで馬券に絡んだ事がある馬は2011年以降の当レースで(9.8.7.73)ということ。
複勝率は25%あります。

 

(0.1.2.37)複勝率8%。
(9.8.7.73)複勝率25%。

 

 

どちらの組を狙うべきなかは、明白です。

 

タフなコース設定が多い非根幹距離戦の中でも、よりタフな中山2200m。

しかも当レースはけっこうタフな展開になりますから、そんなレースで好走するには「非根幹距離で好走した実積」が一度はないと、厳しいのでしょう。

 

出走各馬の非根幹距離=芝1800m+2200mでの好走実績のチェックが肝要なレースです。

 

【ポイント2】先週に開幕した中山の芝は…

→脚質的には前有利の「開幕週の芝」らしい分かりやすい馬場でした。

 

実際に、先週土日の芝レース12クラで馬券圏に好走した36頭のうち、ほぼ
3分の2にあたる23頭が4角で「1~4番手」にいた馬。

 

しかも直線で内々を付いた馬の伸びが目につきました。つまり外から差す差し馬が
最も不利だった馬場、という事になります。そういった不器用型は一枚割引でしょう。

 

【ポイント3】最内枠の馬が大苦戦中

→近10年(2014年の新潟施行年は除く/2010年~/以下同)の当レースの枠別成績は下記のとおり。

 

1番枠     複勝率10% 0.0.1.9
2~5番枠   複勝率30% 4.4.4.28
6~9番枠   複勝率20% 2.3.3.32
10~13番枠  複勝率13% 4.1.0.33
14~18番枠  複勝率16% 0.2.2.21

 

当レースの枠傾向的には1番の馬が大苦戦中。
内枠がダメなワケではないのですが、揉まれるシーンが多いためかとにかく1番枠に入るとかなり苦戦傾向です。

 

一昨年も3番人気のギベオンが13着に大敗してしまいました。

 

【ポイント4】穴はスタミナ血統から

→2015年以降のセントライト記念で「4番人気以下」で馬券圏に好走している
穴馬7頭の血統は下記のとおり。

15年1着 キタサン
15年2着 ミュゼエ 父グラスワンダー系
15年3着 ジュンツ 父ステイゴールド系
18年1着 ジェネラ 父グラスワンダー系
18年3着 グレイル 父ハーツクライ
19年2着 サトノル 母父サドラー
20年1着 バビット 父ステイゴールド系

このようにスタミナ色の非常に濃い系統の名が並びます。

 

中山外回り芝2200mはイメージ以上にタフでスタミナもほしい舞台。しかも、このレースは当舞台経験に乏しい3歳馬のレースですからスタミナ戦を耐え抜ける血統面のバックボーンがまずは欲しい、というコトになるのでしょう。

 

【ポイント5】ダービーからの休み明けの馬が圧倒的に強い

→タイトルどおり。
近10年の出走馬の前走別の成績を診てください。

日本ダービー  複勝率47% 6.5.4.17
ラジオNIKKEI 複勝率31% 2.1.2.11
OP・準OP 複勝率11% 0.0.1.8
2勝クラス   複勝率14% 1.4.0.31
1勝クラス   複勝率 7% 1.0.2.40

 

ダービーを使ってきた馬が優勢。2頭に1頭が馬券に絡んでいます。

 

昨年はダービー11着以来のサトノフラッグ、ダービー6着以来のガロアクリークが
2着&3着。

 

一昨年はダービー15着以来のリオンリオン、ダービー17着以来のサトノルークスが
見事ワンツー。その前の年もダービー16着以来のジェネラ-レウーノ、ダービー14着以来のグレイルが1着&3着。

 

以前はダービー組が不振でしたが、近年はダービー出走馬が多く当レースに出走、
このように成績も向上しています。

ダービー「大敗馬」が平然と盛り返すのも近年の特徴です。