札幌記念の穴馬探し

「札幌記念」の穴馬探しをお届けします。

 

札幌記念は夏競馬最大のレース。8月22日(日)に札幌競馬場で行われます。

 

さっそく、札幌記念のポイントをお伝えします。

 

【ポイント1】前走の○○記念で好走した馬=過信禁物

→これが札幌記念の最大のポイントです。

前走の「○○記念」に出走して3着以内に好走、次走札幌記念へ出てきた馬は近10年で下記14頭。

 

 

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前走の○○記念は
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その14頭の札幌記念での成績を診てください。
コレが散々です。

10年 マイネ ○○記念 1着 → 札幌記念 6着
10年 ジャミ ○○記念 2着 → 札幌記念 5着
10年 ドリー ○○記念 3着 → 札幌記念 12着
11年 キング ○○記念 1着 → 札幌記念 12着
11年 アクシ ○○記念 3着 → 札幌記念 2着
12年 ミッキ ○○記念 3着 → 札幌記念 7着
14年 ラブイ ○○記念 1着 → 札幌記念 4着
15年 ダービ ○○記念 1着 → 札幌記念 3着
15年 ハギノ ○○記念 2着 → 札幌記念 7着
15年 ヤマカ ○○記念 3着 → 札幌記念 4着
17年 タマモ ○○記念 2着 → 札幌記念 7着
18年 サクラ ○○記念 2着 → 札幌記念 6着
19年 ステイ ○○記念 3着 → 札幌記念 9着
20年 アドマ ○○記念 1着 → 札幌記念 10着

※函館開催の2013年を除く
2010年以降の近10年

このように勝利ナシの(0.1.1.12)。

 

つまり「○○記念で好走してきた馬」=札幌記念で全然ダメなのです。
同じ北海道、洋芝の2000m戦。

 

しかも直近のレースで好走したばかりゆえ「前走の○○記念で連対してきた馬」は
札幌記念で信用したくなりますしソコソコの人気にも推されますがじつは似て非なるものが○○記念と札幌記念。

 

函館と札幌では滞在環境も違いますし、調教過程も違ってきますし、何よりコーナー形状もレースの流れも違います。

 

しかも、これが一番のキモですが○○記念と札幌記念では出走馬の「レベル」があまりに違いすぎます。特に最近はレベル差が顕著。

 

○○記念は今もいかにもローカルのハンデG3。

片や札幌記念はG1への昇格論さえあるほどの定量スーパーG2。
賞金も破格。

 

両レースは、同列で論じられないのです。

 

ということで「○○記念好走」の履歴は、札幌記念では安易に信用できないということになります。

今年も○○記念上位馬が出走予定ですが、当欄は推奨しません。

 

 

【ポイント2】7・8枠が大苦戦

→近10年(函館開催の2013年は除く)の枠別・全成績を診てください。

1・2枠 複勝率30% 4.3.1.19
3・4枠 複勝率28% 2.4.4.26
5・6枠 複勝率20% 2.2.4.32
7・8枠 複勝率10% 2.1.1.36

 

一目瞭然。キレイに「内枠>外枠」でかつ7・8枠の成績が低調です。

「外枠の人気馬」が、本当によく負けます。
以下、札幌記念の「外枠の人気馬」の苦闘の歴史です。

エリモハリア-
7枠 3番人気 5着(06年)

マツリダゴッホ
7枠 1番人気 7着(07年)

サイレントプライド
8枠 1番人気 11着(07年)

ミヤビランベリ
7枠 3番人気 14着(09年)

ジャミール
8枠 4番人気 5着(10年)

ト-ホウジャッカル
7枠 1番人気 8着(15年)

エアスピネル
8枠 2番人気 5着(17年)

ミッキースワロー
7枠 3番人気 13着(18年)

ワグネリアン
7枠 2番人気 4着(19年)

ボンテザール
7枠 3番人気 4着(20年)

7・8枠の人気馬が人気を裏切り、圏外へ消える。

いまや、札幌記念の恒例行事です。

 

独特のコーナーの札幌で、オープンの猛者が1周クルッと回ってくる中で外から捲ろうとしてもなかなか至難のワザ。

 

内中の経済コースを進めた馬の抵抗も強靱ですから結局は「枠の差」が結果に響きやすい、ということなのでしょう。

 

外枠から外を通って捲って結果を出せるのは一握りの実力上位馬が本当に巧く進めた時だけ。

 

外枠の人気馬の評価を一枚下げる馬券作戦が当レースでは、素直な「妙手」となります。確定枠順に注目。

 

【ポイント3】海外帰りの馬が振るわない

→前走海外レース出走の馬が近10年(函館開催の2013年は除く)で(0.1.1.8)と勝ち星ナシ。複勝率も平凡です。

 

海外遠征するほどの実力馬が、ひと息入れて放牧帰りで札幌記念から始動する事がしばしばあるワケですが、そんな実力上位馬のワリには、あまり走っていません。

 

目標が「先」のケースが多いですから仕上がりも途上な事が多いのでしょう。

 

今年は人気必至のラヴズオンリーユーが当項目の該当馬。11月にアメリカ遠征を控えます。果たしてどうでしょうか。

 

【ポイント4】距離短縮馬が非常に強いレース

→近10年(函館開催の2013年は除く)の前走からの距離延長/短縮別の成績は下記のとおり。

前走から距離を…
短縮 複勝率37% 4.5.7.27
延長 複勝率21% 4.3.1.30
同じ 複勝率10% 2.2.2.56

 

このとおり前走から距離を短縮してきた馬の成績が抜群です。

 

札幌記念は2000mで行われるレースですがコース形態やレースの中身やメンバー等から2000mぶん以上のタフな中身が詰まったレースであり、ゆえに2000mよりも長い距離を直近で使っていたスタミナ寄りの馬のほうが対応しやすいという事かもしれません。

 

【ポイント5】牝馬が大健闘

→近10年(函館開催の2013年は除く)の牡牝別成績は下記のとおり。強い牡馬が揃うレースにもかかわらず牝馬が健闘しています。昨年も、3頭出走した牝馬が1・3・4着でした。

牝馬 複勝率33% 3.0.4.14
牡馬 複勝率19% 7.10.6.99

 

【ポイント6】逃げると苦しい

→近10年(函館開催の2013年は除く)の「逃げた馬」の成績は(1.0.0.10)。唯一、勝った馬は2016年のネオリアリズムですが他9年は掲示板圏内=5着にも残っていません。