『大阪杯の穴馬探し』

「大阪杯」
穴馬探しをお届けします。

大阪杯は
4月3日(土)に
阪神2000mで行われる
古馬のG1レースです。

G1に昇格して
今年で5年目となります。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
栗東Cウッド組が席巻中のレース

→G1昇格後、近4年の
最終調教のコース別の
成績を診てください。

栗東坂路   複勝率 9% 1.0.1.21
美浦坂路   複勝率 0% 0.0.0.1
栗東Cウッド 複勝率50% 3.4.2.9
美浦ウッド  複勝率 7% 0.0.1.13

このように
「栗東Cウッド組」
他を圧倒しています。
説明不要の顕著な大差!
坂路調教組は不振です。

これだけ極端な大差が
ついていますので、この
背景はともかくとして
ぜひ頭に入れておきたい
事象と言えます。

【ポイント2】
「本気」の馬を狙うべし?

「G1に昇格した」
大阪杯のキモです。
下記を診てください。

非・休み明け 複勝率23% 3.3.3.31
休み明け   複勝率19% 1.1.1.13

これはG1昇格以降、
ココ4年の大阪杯の
ローテ別成績です。

このように、馬券圏に
好走した12頭中9頭が
「非・休み明け」の馬。

G1昇格後の大阪杯では、
金鯱賞などの前哨戦を
しっかり叩いてきた
「非・休明け」の馬が
優勢なのです。

大阪杯のG1昇格により
古馬中長距離の強い馬に
とって、春シーズンは
大阪杯から宝塚記念まで
やや長めのG1シーズンが
続くことになりました。

そんな「宝塚までを
見据える馬」が、この
大阪杯から休み明けで
始動する場合、さすがに
仕上がりに余裕がある
ケースが多め。

しっかり前哨戦を叩いた
うえで大阪杯に目イチで
臨んできた、いわゆる
「本気モード」の馬に
敗れている事が多い、と
いうワケです。

G1の大阪杯では
休み明けの実力馬よりも、
しっかりひと叩きしてきた
「本気度の高い馬」
狙うべし。

今後のG1大阪杯の
馬券ポイントになると
診ています。G2時代の
当レースとは、状況が
違うのです。

【ポイント3】
ディープ天国

→G1昇格後、近4年の
好走馬12頭中5頭が
ディープ産駒です。

2017年1着 キタサンブ ブラックタイド産駒
2017年2着 ステファノ ディープ産駒
2018年3着 アルアイン ディープ産駒
2019年1着 アルアイン ディープ産駒
2019年3着 ワグネリア ディープ産駒
2020年3着 ダノンキン ディープ産駒

しかも上記のように
2017年の勝ち馬・
キタサンブラックの
父ブラックタイドは
ディープの全兄ですから
これも「ディープ系」

それも含めて診れば
好走馬12頭のうち
じつに半数の6頭が
「ディープ系」の馬で
占められていることに
なります。

G1昇格後の大阪杯=
ディープ天国の様相を
呈しているのです。

【ポイント4】
前年のG1実績が欲しい

→G1昇格後、近4年の
当レースで馬券圏内に
好走した12頭すべて、
前年のG1レースで
1度は「4着以内」
好走した馬ばかりでした。

17年1着キタサン 前年JC 1着
17年2着ステファ 前年秋天3着
17年3着ヤマカツ 前年有馬4着
18年1着スワ-ヴ 前年ダービー2着
18年2着ペルシア 前年マイルCS 1着
18年3着アルアイ 前年皐月賞1着
19年1着アルアイ 前年大阪杯3着
19年2着キセキ  前年JC 2着
19年3着ワグネリ 前年ダービー1着
20年1着ラッキー 前年エ女王杯1着
20年2着クロノジ 前年秋華賞1着
20年3着ダノンキ 前年ダービー2着

G1に昇格した大阪杯=
直近のG1レースで
しっかり走ってきた程の
「近況の充実度」
必須という事になります。

【ポイント5】
1800m戦にも対応してきたスピードが欲しい

→G1昇格後、近4年の
当レースで馬券圏内に
好走した12頭のうち
11頭が、下記のように
大阪杯を迎えるまでに
「芝1800m以下の
重賞」
を勝っていた
馬でした。

17年1着馬 → スプリングS勝ちアリ
17年2着馬 → 富士S勝ちアリ
17年3着馬 → ニュージーランドT勝ちアリ
18年1着馬 → 共同通信杯勝ちアリ
18年2着馬 → マイルCS勝ちアリ
18年3着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年1着馬 → 毎日杯勝ちアリ
19年2着馬 →
19年3着馬 → 東スポ2歳S勝ちアリ
20年1着馬 → 阪神JF勝ちアリ
20年2着馬 → クイーンC勝ちアリ
20年3着馬 → 中山記念勝ちアリ

速い時計で決着するうえに
小回りのG1大阪杯では、
むしろ1800m以下の
重賞を勝ってきたような
「スピード&機動力」
活きやすい、ということ。

逆にシュヴァルグラン、
ミッキーロケット、
ロードマイウェイ、
エアウィンザーといった
上記に該当しない馬が
ソコソコの人気ながら
圏外に凡走しています。

【ポイント6】
「人気の関東馬」が結構コケるレース

→G1昇格後の近4年の
関東馬の当レース成績は
(0.0.1.14)ですが、
凡走した14頭の中には
5番人気以内の人気馬が
4頭も含まれています。

もともと関東馬の参戦が
少ないレースのため
関東馬には関東記者の
期待&忖度込の「印」
集まりやすい状況ですが
その過剰な期待値ほど
走れていない、という
ことなのです。

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。