天皇賞・秋の穴馬探し

「天皇賞・秋」の穴馬探しをお届けします。

 

天皇賞・秋は10月31日(日)に東京2000mで行われる伝統のG1レース。

 

今年も素晴らしいメンバーが揃いました。
さっそく当レースのポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】秋天で好走した「穴馬」の共通項は…

→近10年の秋天で6番人気以下で馬券圏に走った穴馬は9頭います。

 

9頭の顔ぶれは以下のとおり。

11年1着 ト-センジョ  7番人気
11年3着 ペルーサ    6番人気
15年2着 ステファノス 10番人気
15年3着 イスラボニ-  6番人気
16年2着 リアルスティ  7番人気
16年3着 ステファノス  6番人気
17年3着 レインボーラ 13番人気
18年3着 キセキ     6番人気
19年3着 アエロリット  6番人気

 

3着が多いことがよく分かりますが9頭には「共通項」があります。

 

★3歳馬ではなかった
(9頭すべて該当)

★秋天前の段階で「マイル重賞」で馬券に絡んだことがあった
(9頭中5頭が該当)

★当時、差すタイプの馬だった
(9頭中7頭が該当)

★すでに「東京G1」で馬券に絡んだことがあった
(9頭中6頭が該当。16年ダービー4着のリアルスティール含む)

 

 

つまり…
マイル重賞および東京G1で好走実績がある差しタイプの古馬が、秋天向きの穴馬の履歴、ということになります。

 

 

【ポイント2】秋天の調教に関する極端すぎる?注目データ

→前5年の最終調教のコース別成績を診てください。

栗東坂  複勝率12% 0.2.1.22
栗東CW 複勝率26% 1.1.3.14
—————————
美浦坂  複勝率 0% 0.0.0.1
美浦W  複勝率29% 4.2.1.17

 

難しい解説は必要ないでしょう。
とにかく、東も西も「坂路組」が低調。

 

しかも、凡走した坂路組の中にはアンビシャス、リアルスティール、マカヒキ、アルアイン、ワグネリアン、そして昨年のキセキといった上位人気馬も含まれています。

 

コレだけ極端な傾向が出るG1レースも珍しい印象ですので、ここは背景を深く考えすぎず「秋天は坂路追い馬が大苦戦中」の事実だけ鑑みておこうと思います。

 

印象的には「坂路追いのパワータイプの馬」が苦戦している感じです。

 

 

【ポイント3】意外に?頑張っている○○経由組

→近10年の出走全馬の前走別成績を診て下さい。

安田記念   複勝率50% 2.2.0.4
宝塚記念   複勝率30% 1.3.3.16
札幌記念   複勝率19% 2.1.0.13
オールカマー 複勝率 4% 1.0.0.23
○○           複勝率20% 3.2.5.39
京都大賞典  複勝率 7% 1.0.0.13
G3重賞   複勝率 0% 0.0.0.9

近10年で、計10頭の前走「○○組」が馬券に絡んでいます。
1年1頭ペース。

 

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○○を使ったうえで秋天に出てくる馬=秋天後よりも秋天自体が「秋の目標」という馬が多いことが、秋天での好走が多い現象に繋がっていると思います。

 

なお、前走G3出走馬は上記のように全滅。

 

 

さらに、前走で2200mより距離が長いG2重賞=オールカマ-&京都大賞典を使ってきた馬も、両者合計で何と(2.0.0.36)と不振です。

 

G3経由馬では格が足りず、オールカマ-&京都大賞典の経由馬では距離が足らない、というワケです。

 

 

【ポイント4】1・2番人気がどちらも3着以下に消えた年はない

→タイトルどおり。秋天は、1番人気馬か2番人気馬の両方が消えることがない
レースです。

 

近10年の秋天の(左から)1番人気馬・2番人気馬の着順を診てください。

11年  4着 2着
12年  2着 3着
13年  2着 10着
14年  3着 2着
15年  1着 9着
16年  1着 12着
17年  1着 2着
18年  10着 1着
19年  1着 6着
20年  1着 3着

近10年すべて「1番人気馬」か「2番人気馬」のどちらかが、必ず連対しているのです。

 

つまり、かなり「堅い部類のG1」ということ。

 

 

これに対し、6番人気以下の穴馬は近10年で1着1回、2着2回と控え目。
ただ3着は6回あります。

 

ですから、連軸にはおとなしく人気馬を据えておくとして、「3連系」の馬券で
3着穴を狙う策が賢明なレースと言えます。

 

【ポイント5】「逃げた馬」が連に残れない

→近10年の秋天で「逃げた馬」は連対ナシの(0.0.2.8)。
逃げ残るのはなかなか至難なレースです。

 

 

【ポイント6】とにかく牝馬が強い

→近10年の秋天の性別・成績を診てください。
一目瞭然。牝馬の成績がきわめて良好です。

牡 複勝率16% 8.88.124
牝 複勝率43% 2.2.2.8

 

エリザベス女王杯ではなく秋天に挑んでくるほどの牝馬=強い牝馬ですからこれだけ走れている面はあるのでしょう。

 

もちろん、近年の競馬界じたいの「牝馬の強じん化」もこの結果に影響しているでしょうし、近年の競馬は中間に休養をたっぷり取ってぶっつけで挑むローテが主流ですが、その点も「出たトコ勝負」に強い馬が多い牝馬に味方しているのかもしれません。