中山大障害の穴馬探し
「中山大障害」の
穴馬探しをお届けします。
中山大障害は
12月24日(土)に
行われる障害G1。
オジュウチョウサンが
今回の大障害で
ついに現役を引退。
全レース終了後に
引退式も行われます。
土曜施行ですので
早速、中山大障害の
レースのポイントを
お伝えしましょう。
なお、冬の大障害は
日照時間の関係で
メーンレースではなく
第10Rで行われます。
【ポイント1】ベテランの活躍が近年減少中
→かつて大障害では
「ベテラン馬が何度も
挑んだうえで、ついに
悲願の障害G1制覇を
達成する」シーンが
頻繁に見られました。
しかし最近は様変わり。
若い馬が普通にハバを
利かせるようになって
います。
近10年の馬齢別成績は
下記のとおり。7歳上の
ベテランが不振です。
4歳 2.0.1.10 複勝率23%
5歳 4.3.2.29 複勝率24%
6歳 1.4.5.23 複勝率30%
7歳上 3.3.2.49 複勝率14%
以前より平地→障害に
下りる馬のレベルが
上がっています。
調教技術も進歩して、
大障害で落馬する馬も
最近はあまりいません。
つまり障害界全体が
レベルアップしている=
ベテラン馬が実績を
武器に長期間活躍できる
甘い世界ではなくなって
いるのでしょう。
7歳超のベテラン馬は
少し評価を割り引きたい
レースです。
【ポイント2】大注目の東京ハイジャンプ組
→近10年の前走の
「格」別成績を
診てください。
JG1 複勝率50% 1.0.0.1
JG2 複勝率50% 5.1.2.8
JG3 複勝率22% 1.3.2.21
OP 複勝率15% 3.4.6.76
その他 複勝率25% 0.2.0.6
このように、前走で
J.G2を使ってきた馬が
断然優勢。
J.G2=16頭すべて
東京ハイジャンプ組。
近6年で5勝しており、
6年連続連対中です。
当レースへの間隔も
程よく空いていますし、
東京の障害戦はあまり
消耗戦になりません。
本番への叩き台として
あらゆる意味で最適、
ゆえに結果も出ていると
いうコトなのでしょう。
東京ハイジャンプこそ
目下の中山大障害への
王道路線、なのです。
【ポイント3】「京都JS」組は苦しい
→逆に「京都JS」組の
成績が(0.1.1.17)。
複勝率11%と低調です。
京都JS=J.G3ですが、
レースレベルじたい
あまり高くないうえに、
中山とコースの性質が
逆と言える京都の障害で
行われる重賞ですので、
京都JSで直前好走した
履歴はアテにしづらい、
というコトでしょう。
ただ、近年の京都JSは
阪神で行われていますが
相変わらず、この組は
大障害で好走していません。
やはり京都JSのレースの
レベルじたいの問題、と
いったところでしょうか。